ワコールはデジタル技術を活用した新たな接客サービス「3D smart & try(スマート アンド トライ)」において、日本IBMと「接客AI」を構築した。
「接客AI」はIBM Cloud上のIBM Watsonの照会応答機能(IBM Watson Assistant)を利用。インナーウェアの商品情報や接客ノウハウを学習して自然な対話を行うことができ、サイズや体型、お客様の好みに合わせた最適な商品提案を支援するチャットボットとなっている。
ワコールは、店舗におけるお客様サービスをデジタル技術で革新するとともに、店舗とECの連携を図る独自のオムニチャネル戦略の推進を図っている。
「接客AI」は、お客様の悩みや要望と、商品の素材や形状といった要素、さらにワコールが独自に培った接客ノウハウを学習している。店内のタブレットで、悩みや好みのデザイン、シルエットを選択し、ワコール独自の3Dボディスキャナーから得られた計測データとあわせて、おすすめの下着を提案。また、計測データやおすすめ商品、カウンセリングの情報を、パーソナルシートとして発行することもできるという。
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