プレイドは、同社が提供するCXプラットフォーム「KARTE(カルテ)」において、BIプラットフォーム「Looker(ルッカー)」と連携し、Looker Blocks「Customer Experience Analytics by KARTE」としてサービス提供を開始した。
Looker Blocksは、様々なユースケースを念頭にあらかじめ設計されたLookMLコードのテンプレート。LookMLは、SQLデータベース内のディメンション、集計、計算、およびデータ関係を記述するための言語で、LookerはLookMLで記述されたモデルを使用して、特定のデータベースに対してSQLクエリを作成する。導入企業はLooker Blocksのテンプレートを利用することでエンドユーザー利用までの構築時間を短縮できる。
今回Lookerが提供を開始する「Customer Experience Analytics by KARTE」では、KARTEが蓄積したウェブやアプリ、又はオフラインの購買などを含めた膨大なリアルタイムユーザーデータをLookerのダッシュボードに描画することが可能になる。さらには、Lookerで描画された様々な分析データからKARTEのUIに戻り、個別のアクションを実行することも可能。
昨今「n=1マーケティング」と呼ばれるような、顧客全体の中のひとりである「個」を深掘りする重要性が高まるなか、「Customer Experience Analytics by KARTE」では、顧客の定量と定性、全体と個といった双方のデータを行き来しながら正しい解釈とアクションを行えるという。
たとえば、ダッシュボード上のNPSレスポンスで批判者数の増加など急な変化が生じた際、各批判者の情報を抽出して原因を探ることができる。さらにKARTEの追加機能として、各ユーザーが実際に閲覧した内容や各ページ上の動作をプレイバック再生することも可能。
なお、2019年7月5日時点で提供が開始されるダッシュボードの機能は、ウェブアクセス分析、ページビューファネル、そしてNPS概要の3つになる。
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