Teadsは日本を含む世界8ヵ国で実施した美容・スキンケア業界における消費者の購買行動・カスタマージャーニーの研究結果を発表した。本調査はGlobal Web Indexとの合同調査で、スキンケアと美容製品における、消費者の購買行動、新技術への関心、広告の役割などをテーマに、ミレニアル世代(22-34歳)、Gen X(35-55歳)、高収入(世帯収入上位25%)、および「環境に配慮した消費者」(包装、テスト、原料に関心のある人)の4つの群を対象に行われた。
消費者の商品選択にとって「肌のタイプへの相性」は美容・スキンケア製品の購入において82%のユーザーが重視する最も影響力のある要因であり、その後に「価格」が64%で続くことがわかった。
また、製品の購入先については、店頭での購入が依然として多くを占める一方で、新たな製品を見つける過程においては、広告とテクノロジーがその後の購買行動に重要な役割を果たしていることが明らかになった。
具体的には、消費者の39%は製品購入前にオンライン記事(編集コンテンツ自体または記事内の広告のいずれか)の影響を受けているという。また、ソーシャルメディアのインフルエンサーの投稿を介して新しい美容・スキンケア製品を見つける消費者はわずか9%にとどまった。67%の消費者は、美容・スキンケアの動画広告を見た後、検索したりブランドのウェブサイトにアクセスしたりといった行動を起こしていた。さらに、消費者の51%が、ARによる擬似体験を試したいと思っていることがわかった。
【調査概要】
調査主体:Teads、Global Web Index
調査期間:2019年4月に8ヵ国(日本、ドイツ、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、メキシコ)で実施
調査対象:16-64歳の女性インターネットユーザー4,487人
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