コムエクスポジアム・ジャパンは、同社が主催するマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech tokyo」「Summit」に参加した企業の広告、マーケティング担当者に「2020年の取り組み」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。
約4割が「2020年に広告・マーケティング予算を増やす」と回答
2020年度の広告マーケティング予算の増減予定について質問したところ、大幅増加、増加、微増を合計して43.6%の企業が「予算を増加する」と回答した。
注力したいテーマでは「顧客体験(CX)の充実」がトップに
2020年度に取り組みたい・注目しているテーマを3つまで回答できる選択式で質問した結果、「顧客体験(CX)の充実」(62.9%)、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」(33.9%)、「ファンマーケティングの実践」(32.3%)、「OMO(Online Merges Offline)によるビジネス、コミュニケーションの変革」(30.6%)が上位となった。
なお、回答10%以下の項目は以下の通りだ。
・テレビCMの視聴率計測変化にともなう活用・予算の変化 9.7%
・東京オリンピックにともなうインバウンド施策 9.7%
・5Gによるコンテンツの充実とその対応 9.7%
・巨大プラットフォーマーの中でのマーケティング施策 6.5%
・DtoCビジネスモデルの実践とユーザーとのコミュニケーション 6.5%
・ジオターゲティングの有効活用 6.5%
・海外進出におけるマーケティング施策 4.8%
・アドベリフィケーションの徹底 3.2%
・多様性に目を向けた、マルチカルチュアルマーケティングの取り組み 1.6%
・ジェンダーイクオリティ―などをテーマにした広告表現・キャンペーンのスコア化・評価指標の確立 1.6%
【調査概要】
調査主体:コムエクスポジアム・ジャパン
調査期間:2019年12月23日~27日
手 法:インターネット調査
対 象:2019年のアドテック、サミットに参加したブランド企業の広告・マーケティング担当者
回答人数:60名
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