ブリッジインターナショナル(以下、ブリッジ)は、インサイドセールスの業務を支援する「SAIN」(Sales AI Navigator)のコールナビサービスを本格販売開始した。
「SAIN」は、会話内容の改善指導をサポートする「モニタリング」、絞り込みを行う「ターゲティング」、お客様との会話をリアルタイムにナビゲートする「コールナビ」の3つのサービスを備えている。モニタリング、ターゲティングは昨年5月に販売を開始し導入を進めていたが、お客様との会話をAIで支援する「コールナビ」の開発を日本アイ・ビー・エムの協力を得て完了し、本格販売に至った。
コールナビは、モニタリングの上位エディションとして提供され、IBM Watsonの音声認識機能と自然言語処理機能を活用。同社によると、Watsonはインバウンド型の問い合わせやサービス対応としては多く活用されているが、アウトバウンド型の法人営業において活用するのは画期的な取り組みだという。
本サービスはインサイドセールス担当者とお客様との会話をリアルタイムで把握しつつ、複雑な商品やサービスの成約につなげる営業活動にAIを採用するためのノウハウを集約しており、ブリッジはこの技術を使ったビジネスモデルの特許を取得した。
課題発掘率・引き合い化率の向上によるインサイドセールスの生産性向上といった短期的効果に加え、社内関係部署へのフィードバック強化、インサイドセールス組織強化に向けた情報蓄積といった中長期的効果が見込めるという。
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