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博報堂DYグループが「東京生態マップ」を公開 エリア・時間帯ごとの訪問者特性を明らかに

 博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」は、「移動する生活者」に関する第三回の調査を実施、結果を発表した。

 今回の調査は、シナラシステムズジャパン社と協働し、位置情報を活用する調査に対して個別明確な同意を取得したユーザーに対してアンケート調査を行うことが可能な「Location Based Research」を活用したものだ。

 東京の30のエリアでそれぞれ一定頻度以上の来訪ログがある対象者を抽出し「訪問者」と定義した上で、移動に関する実態や生活全体における商品/サービスのカテゴリーに対する購入・利用状況・意識などを聴取し、個人を特定しない形で集計を行うことで、生活者のリアルな行動に基づいたエリアごと・時間帯ごとの訪問者特性を分析した。

 また結果を踏まえ、本センターはエリアごとに来ている訪問者の特性を可視化する「東京生態マップ」を作成した。

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東京生態マップ
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有楽町エリアの訪問者はビール、六本木エリアの訪問者は発泡酒を購入する傾向

 訪問者の属性構成が似ているエリアでも、そのエリアでの購入に限らずオンライン・オフラインを含めて普段購入/利用している商品/サービスの傾向に違いがあった。

 たとえば共通して40代が多い三越前・有楽町・六本木・浅草の訪問者は、下記カテゴリーの購入・利用が特徴的だ。

【三越前】金融商品・チョコレート・アイス・タクシー
【有楽町】旅行サービス・ビール・日本酒/ワイン
【六本木】発泡酒・スーパーマーケット・調味料・美容整形
【浅草】ペットボトル/紙パックコーヒー・サプリメント・衣料用洗剤・機能性食品・保険商品

渋谷エリアの訪問者には朝にビールを購入している人が多い傾向

 訪問者を時間帯別にみても、訪問者が普段購入している商品や利用しているサービスの傾向には違いが見られた。

 たとえば渋谷の訪問者を時間帯別に見ると、そのエリアでの購入に限らずオンライン・オフラインを含めて、それぞれ下記のカテゴリーを購入・利用している人が多い傾向がある。

【朝】ビール・発泡酒・缶コーヒー・ファストフード・宝石/アクセサリー
【昼】冷凍食品・スーパー・サプリメント
【夜】チョコレート・紅茶・発泡酒
【深夜】ビール・発泡酒・缶チューハイ・缶コーヒー・タバコ・旅行サービス・住宅/不動産・消費者金融サービス

浅草エリアへの訪問者は外出時間が長く、表参道エリアへの訪問者は移動時間が長い傾向

 外出時間の全体・エリア別の傾向を見てみると、平日の平均外出時間は約5.5時間で、昨年度の約5.4時間から微増。浅草(6.3h)・日本橋(6.1h)・新橋(6.0h)・新宿(5.9h)などのエリア訪問者は外出時間が平均よりも長い傾向だった。

 また移動時間の全体・エリア別の傾向を見てみると、平日の平均移動時間は約1.5時間で、昨年度の約1.4時間から微増。表参道(1.8h)・新橋(1.7h)・六本木(1.7h)・大手町(1.6h)などのエリア訪問者は移動時間が平均よりも長い傾向だった。

10代の訪問者が多いのは原宿エリア、他の年代の訪問者が多いエリアは?

 訪問者の年代ごとの含有率が全体より高いエリアは次の結果となった。

【10代】原宿
【20代】後楽園・三越前・浅草・上野
【30代】表参道・代々木
【40代】飯田橋・三越前・有楽町・大手町・六本木
【50代】品川・飯田橋・代々木
【60代】御茶ノ水・新橋・銀座 など

【調査概要】
調査主体:デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター
対象者:15歳~69歳男女、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県在住
調査手法:インターネット調査
サンプル数:3,000名(人口構成比×出現率で割付、「訪問者」を含む)
実施時期:2020年1月18日(土)~1月23日(木)

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MarkeZine(マーケジン)
2020/02/28 15:03 https://markezine.jp/article/detail/32968

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