サイカは、独自の広告調査・研究レポートの第15弾として、「消費者1,269人に聞いた購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体アンケート調査」を実施し、結果を発表した。
購買意欲を促進する媒体として最も多く選ばれたのは「テレビCM」
「購買意欲を促進する」と回答された数が最も多かったのは「テレビCM」、次いで新聞・雑誌広告だった。一方で「Webメディア」や「メールマガジン」と回答したシニア層も多く、Web系媒体が世代に関係なく浸透している様子がうかがえた。
印象に残りやすい媒体も「テレビCM」に 若年層はSNSサイト上の広告を選ぶ
「テレビCM」が全世代で「印象に残りやすい媒体」と最も多くの回答を得た。次いで全体では「新聞・雑誌広告」が2位だったが、15〜29歳では「SNSサイト上の広告」と「動画広告」を選んだ人が多い結果となった。
信頼できると思う媒体に「新聞・雑誌広告」
信頼できると思う媒体として最も回答数が多かったのは「テレビCM」、次いで「新聞・雑誌広告」という結果になった。
購買意欲や印象に関する設問に比べて「新聞・雑誌広告」を選択した人の割合が多く、また60歳以降のシニア層では「新聞・雑誌広告」が首位になるなど、「新聞・雑誌広告」が消費者から信頼性の高い媒体として認識されている状況がうかがえた。
テレビCMと新聞・雑誌広告以外に対する認識が多様化
購買意欲、信頼、印象の項目別に全世代および世代別に回答が多かった順番を一覧にした。
「テレビCM」と「新聞・雑誌広告」はすべての項目で最も多く選ばれている一方で、それ以外の媒体については、ばらつきも多く見られ、また世代間の差も生じている。消費者の広告媒体に対する認識が多様化していることがうかがえる。
【調査の概要】
調査主体 :サイカ
調査名 :消費者1,269人に聞いた 購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体アンケート調査
調査対象期間:2019年12月
調査方法 :Webアンケート調査
調査人数 :1,269人
【関連記事】
・ネット広告業界2020年のトレンドはOTT、メディア品質向上/プライバシー規制の影響は【IAS調査】
・9割以上のマーケターが人材不足を実感/特に「戦略設計」担当者の不足が課題に【BLAM調査】
・スマホでのECサイト利用、応答速度「5秒未満」でも36%が離脱【ジャストシステム調査】
・YouTubeバンパー広告の視聴経験者25%が、その商品の検索経験あり【ジャストシステム調査】
・YouTubeのタイアップ動画再生数、「荒野行動」が2年連続首位に【BitStar調査】