この連載では、「女の子」を中心に研究・プランニング・事業開発を行う電通の社内横断チーム「GIRL’S GOOD LAB」のメンバーが毎回テーマを設けて、今、Z世代の女の子たちの中でトレンドになっている事象をピックアップし、電通グラレコ研究所のイラストとともに、その裏に潜む女の子たちのインサイトを解説していきます。
※本記事は、2025年3月刊行の『MarkeZine』(雑誌)111号に掲載したものです
令和を生きるガールズたちのインサイト&トレンド速報
─ 2024年Z世代女子のトレンド&インサイトを電通専門組織「GIRL’S GOOD LAB」が総解説!
─ さよなら、秘め事。女の子のタブーをもっと話せる社会へ。(本記事)
─ 「THEかわいい」へ回帰?時代は「自分かわいい至上主義」へ
─ 脱ストイック時代!女の子に広まる、ちょい甘な暮らし。
─ リバイバルブームが到来?!令和女子が虜になる“平成”の魅力
─ キーワードは「平和感100%」 女の子を癒すコンテンツの行く末は?
─ フィルターバブルを破ろうとしている女の子たち。これからの世界の広げ方
─ キーワードはNOTタイパ、ご自愛、開拓。変化する“映え”の最新トレンド
─ 不安な世の中だからこそ、賢く自分らしく!令和の女の子たちに広まる「投資マインド」
─ ちょっとした日常にも「映えるネタ」を探す、令和女子のエンタメ消費の形
─ 情報洪水時代を生きる令和女子の「もう迷いたくない!」インサイトと、変化する情報選択の軸
テレビ・SNSの投稿内容に変化が
今月のテーマは、「オープン化するデリケートな話題」です。これまでベールに包まれていた女性ならではの悩みを人前で話す人が増え、それを誰もが聞けるようになるなど、情報のオープン化が急速に進んでいます。
特に驚きの変化をしているのが、“妊活・不妊治療”に関する話題。これまで、妊活や不妊治療は他人に簡単には言えないものでした。
しかし、最近ではタレントやYouTuber、インフルエンサーの影響もあり、その治療事情や心境を赤裸々に話す投稿が増えています。恋愛リアリティーショーがきっかけで結婚した2人やカップルYouTuberが、体外受精に進んだこと、流産したこと、妊娠陽性反応が出たことを、自身のSNSなどを通じてリアルタイムで教えてくれるのです。当事者は30代以上の女性が中心ですが、卵子凍結などへの興味もあり、20代の間でも話題になっています。
こうした話題はテレビ番組でも取り上げられています。最近では日本テレビの『上田と女がDEEPに吠える夜』で不妊治療の回があり、当事者として悩んでいたお笑い芸人のバービーさんやキンタロー。さん、タレントの安田美沙子さんらが出演し通院事情や検査の苦労を話していました。また、おかざき真里さんが描く漫画『胚培養士ミズイロ』(小学館)は、体外受精における胚培養士という珍しい仕事にスポットを当てた作品で、不妊治療の医療現場の裏側を教えてくれています。
同じく体の話で言えば、“生理”をオープンにして悩みを解決するコミュニケーションも見かけることが増えました。花王の「職場のロリエ」プロジェクトは、会社のトイレでナプキンがなくて困る問題を解決するために備品化を企業へと呼びかけるものですが、問題提起によって理解を示し導入する企業が増えています。
さらに近い話では、“整形”の過程を発信したり、“マッチングアプリ”での婚活や結婚を隠すことなく堂々と話されるように変わってきています。
会員登録無料すると、続きをお読みいただけます
新規会員登録無料のご案内
- ・全ての過去記事が閲覧できます
※プレミアム記事(有料)は除く - ・会員限定メルマガを受信できます
- ・翔泳社の本が買える!500円分のポイントをプレゼント
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- 令和を生きるガールズたちのインサイト&トレンド速報連載記事一覧
- この記事の著者
-
疋野 杏奈(ヒキノ アンナ)
株式会社 電通 第7マーケティング局 CXプランナー
マーケティング課題を解決するためのブランディングや商品開発から、プロモーション、公式SNSのプランニングまで幅広く従事。化粧品やコンテンツ案件の経験多数。社内活動として、X(Twitter)との協業プロジェクトや、女の子を研究する「GIRL’S GOOD L...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
