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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

 これからの時代に、「顧客が自分ごとだと捉えられる体験」とはどのようなものでしょうか? AIの登場をはじめとした技術的な環境の変化、多様化する消費者のメディア接触、そしてデータ倫理の配慮まで……ブランドに求められる体験の在り方は変化し続けています。 本特集では、顧客と企業をWin-Winの関係へと導く“今”の手段を、識者の解説や広告主の事例など様々な角度のコンテンツでお届けし、実践につながるヒントを提供します。

最新記事

データ管理作業が4分の1に? 商品情報を“デジタル資産”に変える「PIM」の可能性とは

 朝日放送グループにおいて通販事業を担うABCファンライフ。長年培ってきたテレビ通販のノウハウを強みに事業を拡大する一方、ECチャネルの成長に伴い、顧客データや商品データの管理に新たな課題を抱えていた。煩雑化するデータは、いかにして理想の顧客体験(CX)の実現を阻むのか。そして、その解決策として今、注目されるのが「PIM(商品情報管理システム)」だ。今回は、インターファクトリーが新たにリリースした「EBISU PIM」を軸に、両社のキーマンにデータ活用の現状と未来について話を聞いた。

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生成AIでパーソナライズをどう実現?中川政七商店が挑む「仮想人格」を活用した施策とその成果

 工芸をベースにしたSPA(製造小売)で、生活雑貨の企画・製造・販売を行う中川政七商店は、生成AIを活用して「顧客体験の向上」と「業務効率化」を両立させる取り組みを進めています。同社の接客の根幹にある「接心好感(せっしんこうかん)」というブランド体験を、デジタルでいかに実現するのか。その挑戦は、パーソナライズされたコミュニケーションによって、メールマガジンのクリック率を最大150%向上させるなどの具体的な成果を生み出しています。本記事では、同社でマーケティング・ブランディングを手掛ける中田勇樹さんにインタビュー。データプライバシーの課題をどう乗り越えたか、10年先のAIエージェント時代への展望まで、取り組みをご紹介します。

AIでまず変わるのはアプリケーションレイヤー。Microsoftの有園氏が語る体験と広告の新たな地平

 生成AIの登場により、マーケティングの在り方が根本的に変化している。検索エンジンやECサイトを経由した従来の顧客行動は、AIによって既に変わり始めており、その領域はより大きく広がっていく見込みだ。Microsoft Advertising JapanでRegional Vice Presidentを務める有園雄一氏は、この変化を「アプリケーションレイヤーの競争」と表現する。30年にわたるAI研究の蓄積を背景に、同社はどのような戦略でパーソナライゼーションの未来を描くのか。『Microsoft Copilot』を活用した広告の実証実験から組織強化まで、話を聞いた。

「紳士的な距離感」とデータ活用でゴルフダイジェスト・オンラインが目指す、究極のパーソナライゼーション

 AIを始めとする技術の飛躍が見られ、顧客データの収集や分析の幅も一層広がる昨今。多くのBtoC企業は、顧客一人ひとりが本当に望むブランド体験の実現をいかに進めていくか、交差点に立たされている。そんな中、早くから顧客施策のパーソナライズ化に取り組んできたのが、ゴルフメディアを中心に多角的なビジネス展開を行うゴルフダイジェスト・オンラインだ。同社が目指す「究極のパーソナライゼーション」について、エンゲージメント推進部の松尾氏に話を聞いた。

人間中心のデータ活用を進めるために。マーケティングに不可欠となった「戦略的なデータ倫理」の考え方

 当たり前に行われているデータの利活用ですが、いち消費者の目線に戻ると、時に“違和感”を覚えることはないでしょうか。本記事では、電通に籍を置きながら、大阪大学 社会技術共創研究センターで招へい准教授も務める朱喜哲氏に取材。哲学的視点から「データプライバシー×パーソナライゼーション」について考え、ビジネスを加速させるために必要な「データ倫理」を学びます。