ウェザーニューズは今夏の台風シーズンに備えて、小売・製造事業者向けに荒天時における商品の急激な需要変化を予測する在庫最適化エンジン「PASCAL(パスカル)」を開発。「PASCAL」を搭載した「商品発注支援サービス」の提供を開始する。
「PASCAL」は、一般的な商品の需要予測に加えて、台風や大雪などの荒天によって、消費者の需要が突発的に高まるタイミングや商品の売れる量、来客数の増減などを店舗ごとに予測するもの。
「商品発注支援サービス」は台風接近の数日前から売れ筋商品、売れるタイミングや量を予測し、食品の廃棄ロスや発注のチャンスロスを軽減することを目指す。8月21日には、スーパーマーケット・いなげやで試験導入が開始される。
今後、同社はプロモーションや荒天時の計画配送、計画生産など製造・小売業向けのシステムに「PASCAL」を搭載し、様々なサービスに展開していくほか、自動発注システムとの連携も計画している。小売・製造事業者が有するビジネスデータや既存システムと気象データ連携させることで、収益の最大化、廃棄ロスの最小化、気候変動リスクへの適応を図る。
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