ベクトルは、セールステック分野に参入し、約160万社の企業データベースを基にした営業リスト作成からアポイント獲得、商談進捗管理までを一括サポートする、クラウドサービス「アタレル」の提供を開始した。
新型コロナウイルス感染症の影響で、訪問営業やセミナー・イベントの開催が難しくなっている現在、オンラインを中心に、効率性の高い営業スタイルをどのように確立するかが課題となっている。同サービスではこれらを背景に、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールスの効率化をサポート。
具体的な内容は以下の通り。
1.企業別のWebサイト訪問回数や訪問人数などを表示
LPやサービスサイトなどのWebサイトにアクセスした来訪企業名を表示し、企業別の訪問回数や訪問人数などを表示(※)。Webサイトに訪問し、離脱した企業情報を表示し、営業リストに加えることで、次の営業活動につなげることが可能だ。
※ 来訪企業名の表示は、Geolocation Technologyの「どこどこJP」のデータを利用。Geolocation Technologyが提供するデータは、IPアドレスから会社情報などの匿名情報を関連付ける機能で、個人ユーザーの氏名や正確な住所、その他の一意の識別子は含まない。
※ 個人関連情報などの取り扱いに関しては、今後改正される個人情報保護法の内容に準じ、Priv Techの監修の元、随時対応する。
2.業種、売上高、資本など、様々な検索条件から営業リストを作成
Webサイトに来訪した企業情報に加えて、業種や売上高、資本金、従業員数など、様々な検索条件から、営業リストを作成可能。また、既存顧客に関する営業リストをCSVでアップロードすることにより、既存顧客も管理できる。
3.広告配信や電話、FAX、メールなどのアプローチを短時間で可能に
作成した営業リストに対して、企業名を指定した広告配信や電話、FAX、DM郵送、メール、問い合せフォームのアプローチが可能。複数の企業選択を行うことで、これまで時間が掛かっていたこれらのアプローチを、短時間、安価で実施できる。
4.インサイドセールスなどの進捗状況を一元管理
進捗状況管理機能を使用することで、営業リスト作成後のインサイドセールスから、フィールドセールスの受注までの進捗状況が管理可能。具体的には、架電のログや次回アクションの入力、ステータス管理など、様々な状況に応じた担当者/チームの進捗を一元管理できる。
【関連記事】
・ベクトル、ハイパーカジュアルゲーム分野に参入 広告収益事業やグループ内連携も強化
・ベクトル、マクアケと業務提携 P2Cブランドの成長加速を目的に
・ベクトル、インフルエンサーのD2Cブランド立ち上げ支援を開始 商品企画~販売までサポート
・ベクトル、企業の動画型コミュニケーションを支援する「カンパニーTV」を提供
・ベクトル、アジア9ヵ国・地域の新型コロナウイルス関連の市場調査レポートを無料配信