村田製作所は、2021年4月より、交通量を見える化するトラフィックカウンタシステムによるデータ提供サービスを現地サービスプロバイダを通じて、インドネシアで開始する。
東南アジアの一部では、屋外広告が広告市場でインターネット広告に次ぐ高い成長率となっている。これにともない、広告効果を向上させるソリューションへのニーズが高まっているが、多くの東南アジア諸国では交通情報の可視化が進んでいないため、視聴者層を考慮した屋外広告宣伝の手法が確立されていない。
同社が開発したシステムは、高精度なセンシングにより、交通量だけでなく、乗用車・大型車など車種情報を分類した交通データも安定的に生成することが可能。これにより、平日の通勤時間帯にはビジネスマン向けの広告を行うなど、時間帯および車種情報を考慮した戦略的な広告宣伝を行うことができる。
また、地域の交通量を見える化することで、交通が活発な場所にショッピングモールを建設するなど、都市計画策定の参考情報として利用が拡大することも期待される。
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