凸版印刷と、同社グループ会社であるONE COMPATH、unerryは、流通やメーカーなどのリテール企業向けデジタルマーケティングの分野で、2021年9月1日から協業を開始する。
昨今、コロナ禍により流通やメーカーなどのリテール企業では消費者一人ひとりに対するより適切なコミュニケーションが求められている。こうしたことから商圏変化や消費者の来店・来棚などを把握する人流データや購買データにもとづいた消費者理解と接点の創造、店頭体験化、収益化といった店舗のメディア化といったニーズが高まっている。
また大手プラットフォーム企業による3rd Party Cookie規制などで、Cookieを活用したターゲティング販促広告や効果計測施策は困難になりつつある。このような背景から、リテール企業向けに様々なサービスを提供している3社が連携を開始するに至った。
今回の連携において、凸版印刷は持つ豊富なデジタルマーケティング支援ノウハウを活かしたメディアの設計から運用までのサービス提供。加えてONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!」の1,600万人のユニークユーザー、月間100億件以上の人流・購買データが蓄積されているunerryのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を活用する。
3社はCookieレスでの行動ターゲティングADや来店効果・来棚効果の計測などを融合し、リテールメディアの構築・運用を、ワンストップで提供する。
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