大日本印刷(以下、DNP)と東芝エレベータは、2021年1月より共同開発してきたマンションやオフィスビル向けのエレベーター内デジタルサイネージの運用を開始した。
両社は「DNPサイネージ配信管理システムSmartSignage」を活用し、エレベーター内デジタルサイネージ向けの情報を配信。東芝エレベータは、デジタルサイネージ機器のメンテナンスなどを、DNPは表示用コンテンツの作成や広告集稿などを担当する。
エレベーター内デジタルサイネージは、それぞれの地域や生活者に合わせた最適なコンテンツを配信できる。またデジタルサイネージのセンサー付きカメラには、視聴状況やカメラの映像から推定される仮想的な属性を把握するセンシング機能を搭載。特定の個人を識別することなく、最適な広告の配信が可能だ。さらに広告表示のビジネスモデルのため、導入や運用のコストが不要になり、手軽に開始できる。
両社は今後、東京・大阪・名古屋を中心に、東芝エレベータがエレベーターを設置したマンション・オフィスビルなどに、同サービスを提供していく。
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