eラーニングのメリットは認めるものの、学習意欲の向上には「?」
NTTレゾナントと慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構は、全国のgooリサーチ登録モニターを対象にゲーム機・パソコンを利用した自己学習に関する調査を実施した。
eラーニング以外の電子機器を利用した学習についてたずねたところ、有効回答者1,063人のうち携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」を利用して学習をしている人は20.1%、続いて「パソコン(非ネットワーク接続)」の利用が10.8%となっている。また、数は少ないものの、iPod、PSP、Wiiなどの人気携帯端末があがっている。
また、電子機器を使った学習分野については、「語学」が60.2%と最も多く、脳の鍛錬・活性化を目的とする「脳力」44.0%、「漢字」26.0%の順となっている。また、株やマナーなどを学習している人も見られる。
近年、個人が基礎学習能力の向上に取り組むようになり、その学習ツールとして身近にあるゲーム機やパソコンを利用するようになっているなか、最も支持されているのが「DS」。その人気ぶりたるや、オーストラリアでは、裁判中に陪審員がDSで「数独」に興じていたことがわかり、裁判が中止されたことも報道されたほど。勉強熱心なのはよいとして、時と場所は選びたいものだ。
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