Yahoo!は7月10日、オープンなウェブサービスプラットフォーム“Yahoo! Search BOSS(Build Your Own Search Service)”をYahoo! Developer Networkで公開し、ベータ版のAPIの提供を開始した。このAPIによって、サードパーティが独自の検索サービスを構築することができる。
BOSSはアルゴリズムを用いた検索フレームワークを提供することで、ウェブ検索結果の表示やランキング機能を提供。1日に処理できるクエリも無制限となっている。また、BOSSを利用することによって、Yahoo! Searchのウェブ、ニュース、画像のインデックスと、その他あらゆるウェブ上のデータソースをブレンドし、独自の検索サービスを開発・提供することができる。ウェブ、ニュース、画像以外のYahoo! Searchのインデックスはこれから利用可能になるという。
Yahoo!は、カーネギーメロン大学、マサチューセッツ工科大学などの大学とともに、これまでアカデミックな環境では不可能だった検索エンジンの研究を行っていることも明らかにしている。
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