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長くなる夫婦生活、シニア夫婦の感情は「愛情」から「友情」やがて「無関心」に変化【電通・リクルート「オトナの夫婦調査」】

2008/11/20 20:45

 長寿社会が進展するにつれて、ますます長くなる「夫婦生活」。夫婦間の感情は年齢とともにどのように変化しているのだろうか?

シニア世代の感情変化は「愛情→友情→無関心」

 電通とリクルートのシニア向け雑誌「コレカラ」は、1都3県在住の50~64才の男女1800人に、シニア世代の「オトナ夫婦」の関係や感情変化などに関する調査を実施した。

 夫婦のパワーバランスで分類すると、最も多いのは妻が主導して夫が追従する「妻リード夫婦」で約3割。次いで、互い主導的であろうとする「バトル夫婦」、夫主導・妻追従の「夫リード夫婦」、「対等夫婦」、主導権不在の「相互依存」夫婦の5つに分類される。

 配偶者に対する感情については「友情」を感じている人が最も多く、「無関心」「恋愛」「嫌悪・不愉快」が続く。妻に対して「恋愛」感情を抱いている夫は23%存在するが、夫に「恋愛」感情を抱いている妻は11%。妻と夫の間には温度差があるようだ。

配偶者への感情

 配偶者に「恋愛」「友情」を感じるポジティブ派は61%、「無関心」「嫌悪不愉快」を感じているネガティブ派は39%。上のグラフでは夫のほうにポジティブ派が多くなっており、ここでも夫婦間に違いが見られた。

ポジティブ派・ネガティブ派、それぞれのライフスタイル

 夫婦間の感情は年齢とともに微妙に変化する。50代前半では「恋愛」が最も多いものの、50代後半には「友情」が増え、60代前半では「無関心」・「嫌悪・不愉快」が増加する。同レポートでは、「60才夫婦リスク回避」には、妻の母親リタイア時期が始まる50代から、夫婦コミュニケーションや夫婦活動を活性化する施策を実施することが必要だと指摘している。

配偶者への感情変化

 ポジティブ派はネガティブ派のライフスタイルに注目すると、ポジティブ派は、夫婦生活全般の幸せ具合を示す「幸福度」、夫婦での日常活動や消費活性具合を示す「夫婦アクティブ度」が著しく高く、ネガティブ派は、友人との交流の活性具合を示す「友人アクティブ度」が高くなっている。しかし、家で鬱屈しているより、家の外で発散しようという選択は「オトナなライフスタイル」といえそうだ。

夫婦感情別(ポジティブ・ネガティブ)の幸福度、夫婦および友人アクティブ度

 同レポートの最後には、参考データとして女性の高年齢層の有配偶率のグラフが掲げられている。これを見ると、1985年から2005年の間に、長寿化によって有配偶者率は確実に高まっているが、年齢とともにその率が下がるのは変わらない。時に仲良く、時にケンカできる夫婦の時間を大切にしてほしいものだ。

高齢層の有配偶者率

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