マイボイスコムは、1月に「映像配信サービス」に関する調査を行い、14,034件の回答を得た。今回の調査では、ユーザーが自ら動画をアップできる動画共有サービス(YouTube、ニコニコ動画など)ではなく、映像の権利を持つ配信業者が配信するサービスを対象としている。
映像配信サービスを利用したことがある人は全体の約7割で、利用する媒体は「パソコン」が94.6%で大多数を占めており、「無料サービスのみを利用している」人は89.3%となっている。「知っている映像配信サービス」では、「Yahoo!動画」(69.2%)と「GyaO」(65.4%)が飛びぬけて多く、この傾向は以下に示す「実際に利用したことがあるサービス」でも同じ結果となった。
視聴する分野は、「アニメ」が31%で最も多く、以下「映画」「音楽」「ドラマ」「報道・ニュース」が続いている。しかし、これらのコンテンツを視聴するのに料金を払っている人はまだわずかで、「無料サービスのみを利用している」人が9割近くにのぼっている。
映像配信サービスの利用意向については、7割の人が「無料サービスのみ利用したい」と回答しており、無料サービスを支持する傾向は根強いが、「有料・無料サービスの両方を利用したい」と答えた人も8%となっており、この割合を増やすための施策が今後重要になりそうだ。
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