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クリニックを創業した東大生が、挫折を経てライフブログSNS「ミログ」を公開、でっかい事業計画も発表

 つぶやき型ライフログSNS「ミログ」は、東京大学と東京工業大学の学生2人が開発したサービスで、睡眠時間や体重などのライフログ(生活情報記)として利用することができる。「ミログ」では、140文字程度のテキストと写真の投稿が可能で、グループ設定で公開範囲を設定することができる。

 また、投稿した「睡眠時間」「体重」「本のレビュー」をグラフ表示したり、感情解析機能(ポジネガ機能)による感情のグラフ化もできる。OpenIDを導入しているため、mixi、Yahoo、GoogleのIDでログインして利用可能となっている。

ミログ開発合宿風景(左:城口氏、右:高畠氏)

 「ミログ」の開発者の1人である城口洋平氏は、2006年に「コンビニみたいに便利なクリニック」をコンセプトに、「コラボクリニック新宿」を創業して注目を集めた人物。しかし、1年間の診療所経営後、2007年末に診療所を閉院して経営から退き、医療のITサービスを学ぶため2008年米国シリコンバレーへと留学していた。

コンビニクリニックを紹介する記事
(週刊ダイヤモンド 2007年4月7日)

 その後、2008年10月から東工大の友人、高畠裕二氏と2人でモバイルヘルスITサービス開発に着手。3か月間のテスト運用を経て、2月13日に「つぶやき型ライフログSNSミログβ」を一般公開することとなった。

 ミログは、東大・東工大産学連携の協力を得て「大学発ベンチャー」として展開し、3月には東大医科学研究所と共同研究で、禁煙、メタボ患者向けの健康管理サービス「医療版ミログα」をスタート。その後も「有名人ミログα」としてブログガジェット、APIの公開、3キャリアでの公式サイト化、パナソニック、オムロン、タニタなどの健康関連機器と提携した医療版ミログの機能拡充のほか、2010年に米国シリコンバレーに拠点を移し、英語圏、スペイン語圏、中国語圏に向けてサービスを同時展開するという事業計画を発表している。

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2009/02/12 14:49 https://markezine.jp/article/detail/6549

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