実は“花より団子”じゃなかった、日本のお花見
出前・宅配の注文サービス「楽天デリバリー」は、お花見に関するインターネット調査を実施した。調査は、全国の21~69歳の男女計1,000人を対象に2月に行われた。
まず、昨年、お花見に行った回数をたずねると、1回以上行った人は63.2%で、そのうち宴会をともなうお花見の回数は「0回」(59.2%)が最も多く、次いで「1回」(31.2%)と「2回」(7.0%)となった。お花見というと宴会をともなうイメージが強いが、実際のお花見は“眺めるだけ”が半数以上となっている。
また、宴会をともなった花見に1回以上行った人に、平均予算をたずねたところ、「2,000円以上~3,000円未満」が約4割、「1,000円以上~2,000円未満」と「3,000円以上~4,000円未満」がそれぞれ2割前後で、加重平均値は2,682.2円となっている。性年代別で見ると、予算が最も高いのは男性30代で、予算が最も低いのは男性50代だった。
景気後退によって、仕事上のお花見に変化があるかをたずねると、「自粛ムードになった」「食事・飲み物の質が下がった」という回答は1割弱にとどまっており、職場や取引先とのお花見はやや減少が見込まれるが大きな変化はないようだ。
お花見に行く人は昨年より2割増し
今年のお花見の予定については、「お花見に行く予定」と答えた人は約8割にのぼり、昨年お花見に行った人の割合を2割程度上回っている。予算については、約半数が「昨年と変わらない」と答えており、「昨年より減る」は約1割にとどまった。
飲み物や食べ物の手配方法(昨年)については、飲み物と食べ物ともに「近くのスーパーで当日買出し」が半数以上。「近くのコンビニで当日買出し」が2割程度なのに比べて、品数豊富なスーパーに足が向くようだ。また、「参加者持ち寄り」というは飲み物では2割、食べ物では3割となっており、買出しで手軽に行く派が主流だが、今年はさらに、手づくり料理で盛り上げる派も増えそうだ。
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