「初音ミク」で一世を風靡したヴォーカロイドだが、その基本的な技術はヤマハが開発したもの。歌声パートの旋律と歌詞テキストを入力することで、ボーカルパートを制作できる歌声合成ソフトは、人の声を音声ライブラリとして合成することによってより自然なものになり、ビブラートやこぶしなどで変化をつけることもできる。
今回、ヤマハが開発した「NetVOCALOID」は、サーバー上にソフトウエアを実装し、サービスプロバイダー向けに歌声合成機能を提供するSaaS形式。サービスプロバイダー経由で、一般ユーザーから送られたデータをもとに歌声合成し、エフェクトを加えてオーディオデータに変換・圧縮して提供する。これによって、サービスプロバイダーは歌声合成音を、パソコン、携帯電話、ゲーム機などさまざまな一般ユーザーの機器に配信することが可能になる。
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