SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

Retail & Commerce Standard 2026 powered by MarkeZine & CommerceZine

僕らのマネジメント論(AD)

「ほしいものをつくれば売れる」1.5万社に選ばれる「GO BUSINESS」、顧客起点組織のつくり方

宮田華江(編集部)[著] / 大森 大祐[写]

「ほしいものをつくれば売れる」PdM・開発も顧客のもとへ

SLZ:業界ごとの深掘りは、どのような成果につながっていますか。

中西:たとえば、空運業界を担当している2026年入社の新卒メンバーは、顧客を理解するために、自ら羽田空港に足を運び、現地で湧いた膨大な疑問を1つずつ調べていました。そこで見えた業界特有のニーズや課題を解決すべく、PdMや開発も巻き込んで日々動いています。先日の共有会では、「空運業界のオタクになりつつある」と発表してくれました。

 こうして顧客を深く知ったうえでつくるから、顧客に「必要だ」と言われてつくった機能が使われないことがない。これがすべてを物語っていると思います。

 社内では「ほしいものをつくれば売れる」と毎週言い続けています。ほしいものは課題から生まれる。課題を捉えて解決するものさえつくれば、事業は伸びる。私が入ってから掲げているテーマは「狂気的顧客志向」で、今年は「狂気的顧客貢献」。毎週火曜17時の共有会は、法人のメンバー全員が集まり、このテーマに沿った事例を共有する場です。

画像を説明するテキストなくても可

SLZ:営業が聞いてきた要望を、開発側はどう受け止めているのでしょう。

中西:PdMも開発も、事業に貢献したい、顧客の課題を直接知りたいと思っているんです。そういうことができるチームにしようと言ったら、喜んで顧客のもとに一緒に行ってくれました。現場に行くと、さらに顧客が求めるものをつくりたいと感じる。開発側から「顧客視点で考えて、その解決策で本当にいいんだっけ?」と問いが飛んできたり、必要だけど開発工数の大きい要望を、より小さなやり方で解決する提案が出てきたりします。

 開発は本部が違いますが、先ほどの共有会にも参加してくれています。エンジニアは「結局あの機能、使われたんだっけ?」と気にしているもの。事業の状況を共有することで、事業企画・PdM・エンジニアが三位一体で動けている。この点は、私のこれまでの経験のなかで、今が一番うまくいっている感覚があります。

数字の達成だけでは「武器」は増えない

SLZ:一方で、体制を整えても、「顧客視点」という当たり前が根づくとは限りません。どう徹底しているのですか。

中西:まだ課題はありますが、何を目指しているのかをメンバーまで浸透させることが大事です。限りなく不変なミッション、そのマイルストーンとしてのビジョン、実現のための事業目標、その上り方である事業戦略、実行のための組織図と役割。

 中でも特に「最上段」を決めることが大事です。「GO BUSINESS」であれば、「移動を武器に、企業の未来を切り拓く」というミッションを定めて、とにかくこれにすべてを紐づけることを徹底しました。この階段が描けていないと、現場は「どこを目指せばいいかわからない」となります。情報の非対称性をなくすことが、組織が自走できるかの分岐点です。

 そのうえで、冒頭でお話しした2つの注力点は、そのまま目標設計にも置いています。「解決策を製品化できているか」と「圧倒的なオペレーションを回せているか」。この両方を高いレベルで回すことが重要です。特に前者は忘れられがちで、営業のオペレーション改善だけを続け、ずれたまま失速するケースをスタートアップで何度も見てきました。だからこそ、顧客の課題を発見できているか、製品化できているか、それが売れているかという定性的な目標を、マネージャーレイヤーで見ています。

SLZ:定量目標だけでは足りない、と。

中西:「どういう状態であるべきか」という、目指すべき状態の定義がない組織は多いです。商談数などの定量目標はもちろん大事です。そのうえで、定性目標を定義すると確かな指針になります。たとえば広告チャネルが1つだけ好調なら、「3ヵ月後に同等のチャネルをあと2つつくる」と置く。すると試行がすぐ始まり、3ヵ月後には3つのチャネルを持って戦えます。ロールプレイングゲームと同じで、同じ数字を達成していても、新しい武器を獲得しながら達成したかどうかで、次のステージでの成果がまったく変わるんです。

次のページ
「原因は自分にある」リーダーに必須の覚悟

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
僕らのマネジメント論連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

宮田華江(編集部)(ミヤタハナエ)

立教大学社会学部メディア社会学科卒業。2016年翔泳社に入社、MarkeZine・ECzineなどの広告営業を担当。2019年1月に営業組織をテクノロジーで支援するウェブマガジン「SalesZine」を立ち上げる。2020年4月、SalesZine編集長就任。ビジネスメディアの統合を担い、2026年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:GO株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング