低価格、レストランも人気の「IKEA港北」
日経リサーチは、首都圏1都3県在住、16歳以上の男女を対象に2008年9月と10月に調査を行い、一都三県で測定した640の商業施設から、専業主婦の割合が多い人気のスポットランキングを発表した。
第1位はスウェーデンの家具・生活雑貨専門店「IKEA港北」。利用者は神奈川県居住者が89.6%で、休日の利用が7割を占めている。利用者の世帯年収の分布は、700万~1000万円未満が32.0%で最も多く、利用金額は2万円未満が97.1%。
IKEAの魅力は低価格の商品だけではなく、「飲食店・レストランの利用」や「日用品の買い物」目的の利用も多い。しかし、家具・生活雑貨の専門店であるためか、利用頻度は「3か月に1回未満」が4割となっている。
ランキング10位以内に3店舗ランクイン、「COSTCO」人気の秘密
1999年にアメリカから日本に上陸し、全国で9つの会員制倉庫型店舗を展開しているコストコは、10位以内に3店舗がランクイン。2位の「COSTCO金沢シーサイド倉庫店」では、「食品・惣菜の買い物」「日用品の買い物」「飲食店・レストラン」の利用が多くなっている。
利用者の世帯年収は1000万円以上が3割を超え、利用金額はどの店舗でも1万~3万円未満が4割を超えている。利用頻度は「月に1回程度」「2~3か月に1回程度」の利用があわせて6割以上で、多い量をまとめ買いするホールセールクラブという業態に沿ったスタイルが定着していることがうかがえる。
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