調査は、2009年9月に9都道府県の公立高校27校の高校生(2年生)とその保護者を対象に行われ、保護者1495名、高校生1953名から有効回答を得た。子どもの進路選択についてのアドバイスを「難しい」と感じる保護者は、調査を重ねるごとに増加しており、2009年は7割を超えた。その理由は「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから」が62.3%で突出しており、2007年調査時と比べると10ポイント増加している。
一方高校生の側では、進路を考えるときに49.4%が「自分がどうなってしまうのか不安になる」と感じている。しかし、「自分の可能性が広がるようで楽しい」と感じている子も25.9%と2番目に多く、親子がよく話をする層では39.7%に達している。
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