予言1.Yahoo!の順位変動が激化しSEOはギャンブルとなる
毎月のようにYahoo!のウェブ検索で上位が入れ替わり、SEOが崩壊。上位表示も運次第となる。
現象
2008年1月1日よりYahoo! JAPANのトップページが変更されたが、ユーザーのYahoo!利用パターンも大きく変化し、インターネット初心者にも徐々に検索習慣が身に付きはじめる。Yahoo!サイト内サービスの利用でさえYahoo!ウェブ検索が使われるようにもなる。また、YST更新のたびごとに順位が大きく変動し、またそれを後追いするようにYahoo! JAPANも独自アルゴリズム刷新を繰り返していく。
SEO
常に1ページ目を維持できるサイトは皆無となり、商用サイトのオーナーのほとんどが自力では不可能とSEO業者に助けを求めるようになる。一方「順位保証」の業者も理不尽な順位変動によってビジネスモデルが崩壊、何かをすれば(何もしなくても)上位表示されるギャンブル現象に便乗し泡沫業者も乱立する。
結果
インターネットはまず検索と、ビギナーに大きな変化が生じる。 お気に入り(ブックマーク)代わりに検索サイトを利用するアベレージユーザーもついに愛想を尽かす。より安定感のあるGoogleがシェアを伸ばす。
予言2.検索シェア GoogleついにYahoo!を抜く
ユーザーリテラシーの向上に応じてYahoo!からGoogleへの大移動が加速、サイトの選別もはじまり、レベルの低いショップの退場がはじまる。
現象
Yahoo!のウェブ検索を重視する政策は結局自滅となりシェアを落としていく。GoogleはYouTubeや他のサービスなどで知名度がアップしていきシェアを伸ばす。
SEO
Yahoo!経由に偏っていたサイトは、Yahoo!の順位はまずまずでも徐々にアクセスダウンを思い知っていく。気が付くとGoogleでは上位表示されておらず、付け焼き刃のGoogle対策で順位アップも一進一退を繰り返す。昔のようにSEO対策=Google対策=リンク量産と、あちこちで一括登録の商売が流行し、大手業者も自社のサテライトサイト群からクライアントへのリンクサービスを増強する。トラフィックが多い、あるいはPageRankが高いサイトは、有料リンクの販売に手を染める。
結果
Googleユーザー、検索ユーザーは、検索のやり方からサイトの選別まで、インターネットに習熟してきて、仮にGoogleで上位表示できても売上には結びつきにくく、Yahoo!頼りで楽な商売をやって来たサイトの脱落が突き進んでいく。(次ページへ続く)