今回の調査は、仕事以外でのインターネット接触頻度が週に1回以上の20・30代の男女400名に対して行われた。調査対象の98.8%がインターネットに「ほぼ毎日触れている」と回答していることから、ネットの情報収集が日常化している人たちの意識がうかがえる結果となっている。
「以前と比較して情報収集の際にネットクチコミを参考にすることが多くなっているか」という質問に対しては、「非常に思う」が24.8%、「どちらかといえば思う」が58.8%となっており、8割を超える人がネットクチコミの影響を感じている。また、「今までにネットクチコミを参考にして商品やサービスを購入したことはあるか」という質問には「はい」と回答した人が75.8%に達しており、ネットクチコミが購買行動に与える影響の大きさが浮き彫りになった。
ネットクチコミの情報源として影響力が高いのは、「掲示板サイト」52.0%、「業界専門のクチコミサイト」27.3%、「SNSのコミュニティ内の会話」8.5%、「尊敬または信頼する著名人が書くブログ」4.3%、「友人のブログ」3.8%。面白いと思った商品・サービス情報を他の人に伝えるときの手段としては、「直接会って口頭で」が72.1%と圧倒的で、「メール」32.3%、「掲示板サイト」24.5%と続いている。しかし、ブログを運営している人の回答に注目すると、「ブログで」と答えた人が65.5%と圧倒的に多く、以下、口頭・SNS・掲示板と続いている。やはりブロガーは面白い情報は、自分のブログのネタにしたいという意識が働くようだ。
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