無料で行う企業向けTwitter分析法
Twitterが全盛(参考記事:ツイッターの訪問者が750万人突破、mixiの1000万人に迫る勢い)の中、多くの企業が活用をはじめている、あるいは、はじめようとしています。しかし、分析手法に関してはそれほど語られていません。
Twitterはユーザーの素直な声が溢れている情報の宝庫です。たとえ自社アカウントを持っていなくても、自分達のサービスや業界に関する幅広い意見が存在します。これをマーケティングに使わない手はありません。
- 自社あるいは競合商品がどのように言及されているのか?
- Twitter経由のサイトへの流入数とコンバージョン数は?
- 自社アカウントはどのように評価すればよいか?
“こうした情報をどのように無料で取得・分析するか?”、これが本稿の内容です。Twitterでフォロワーやリツイート(以下、RT)を増やすためのテクニック、企業のTwitter使いこなし事例ではありませんので、ご注意を!
記事の構成について
本稿は前後編に分けて分析方法を紹介していきます。前編である本稿は、Twitterの情報取得方法を、後編は「分析手法」と「Twitter分析の課題と未来」について言及します。
目次
- つぶやき情報の取得方法とおススメツール
- アカウント情報の取得方法とおススメツール
- アクセス解析情報の取得方法とおススメツール
Twitterで取得できる情報
Twitterから得られる情報は、主に3つあります。
1つ目は「書かれているつぶやき」に関する情報。「競合の新しいノートパソコンがどのような評価を受けているか?」といったことを見るものです。
2つ目は「Twitterアカウント」に関する情報。自社アカウントのフォロワーの増減や発言のRT率などです。「影響度をどのように上げていくか?」を考えるためのものです。
そして最後が「Twitter経由の流入やコンバージョンなど」に関する情報です。Twitterではなくアクセス解析ツール上での情報になりますが、非常に大切な情報です。
では、情報を取得するためのツールを紹介しながら、もう少し具体的にこの3つを見ていきましょう。