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グーグルSEOと集客と売上のできるホームページ

「グーグルSEO」で1位表示のWebマスターが予想
GoogleSEO乱立時代のメリットとリスク


 SEO塾が株式会社アルゴリズムとして法人化して、2年あまり経ちました。この間にたくさんのお客さまと出会い、また多くの企業と協業や提携をおこないました。そのインターネットビジネスの経験を踏まえ、スモールビジネスのサイトオーナーやウェブマスター、起業志向の方へ、ホームページの集客と売上についてお役立ち情報を提供いたします。今回は、ヤフーとグーグルの提携で、特にSEOがどう変わっていくのか、簡単な予想をしています。

レアなグーグルSEOの情報を提供します!

 皆さんお元気ですか? お久しぶりです、かつて、ライオン丸の間違いだらけのSEOで投稿させていただいたSEO塾主宰の石崎和男です。お休みをいただいている間に、法人設立し、マニュアルやテンプレートの販売、そしてセミナーやコンサルティングを主たる事業として企業活動してきました。

 今回は、特にスモールビジネス、いわゆる中小企業のサイトオーナーやウェブマスターの方々に、あるいはホームページを活用して会社を興そうとする起業家に向けて、他のSEO情報サイトや本では語られないレアなグーグルSEOをお伝えできればと思います。

 また、eコマースもやはりビジネス、つまり「売ってなんぼ」です。自社の商材に自信があるのであれば、よい商材のページはよくない商材のページよりも露出度が高くないと、お客さまに申し訳ない、そうなりませんか? お客さまに、よいものをお届けするという使命感や責任感で、読者の方々の集客や売上の再考につながれば嬉しく思います。

おさらい:ヤフーとグーグルの提携!

 さて、ご存じのように、2010年7月27日ヤフー株式会社は、「検索エンジン」と、「検索連動型広告配信システム」を、米グーグルのエンジンとシステムに切り替えると発表しました(参考情報:ヤフー、グーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用)。

 現在では、マイクロソフトや楽天が日本の公正取引委員会に、ヤフーとグーグルの提携は検索関連市場の独占にあたると、再調査の訴えなどを起こしています。その一方で、ヤフー検索ユーザーの一部(数%)でグーグルの検索結果が表示されていますし、この割合がどんどん増えていくようです。

 2010年末までには、ヤフー検索を完全にグーグルの検索エンジンに切り替えると、ヤフーの井上社長が発言しています。公取委も再調査の動きを見せていませんので、「ヤフーのグーグル化」のカウントダウンがはじまったと言えるでしょう。

予想されるメリットとリスク

 「ヤフーのグーグル化」のメリットは、ビング(Bing)のシェアが圧倒的に低い以上、SEOはグーグル対策で一本化できるということです。

 しかも、グーグルで1ページ目になれば、ヤフーでもほぼ1ページ目になるでしょう。グーグル+ヤフーの検索シェアは約90%と言われていますから、上位表示されたページは独り勝ちとなりそうです。

 しかし、今グーグルで1ページ目にあるホームページも、安泰ではありません。

 特にヤフーでよい順位なのにグーグルでは芳しくない、そのような競合のほとんどが、なだれを打ってグーグル対策をしてくるはずです。

 さらに、リンク集中型のSEOは、かならずグーグルに見抜かれます。すでに、リンク関係のペナルティも発動しています。また、有料リンクにうかつに手を出すと、お金をドブに捨てることにもなりかねません。

 そして、数多くのグレーなグーグル対策が盛んになるでしょうから、グーグルが新しいスパム・フィルターで逆襲してくるでしょう。ヤフーも独自の検索結果を出したいと言っていますから、グーグルとは違う味付けで順位が変わることもありですね。

 そして、「ヤフーのグーグル化」のリスクは、グーグルで順位が悪い、検索されない、ペナルティを受けてしまうと、ヤフー検索経由のトラフィックも望めなくなるということです。

 オール・オア・ナッシング。実に恐ろしいことではないでしょうか?

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この記事の著者

アルゴリズム(アルゴリズム)

本名:石崎和男 株式会社アルゴリズム 代表取締役。福岡商工会議所、府中商工会議所(広島県)、法人会員。独自の研究と実験や検証を元にした検索エンジン対策を確立し、テンプレート販売やランクアップ・サポートなどのSEO事業、およびウェブマーケティングを展開している。運営しているSEO塾の塾生は延べ数千人、セミナー...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/10/29 12:50 https://markezine.jp/article/detail/12110

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