eMarketreは、2011年、米国の成人が印刷媒体(新聞・雑誌)に費やす時間よりも、モバイル端末に接触している時間のほうが長くなると予測している。一方、「モバイルがテレビを侵食するのではないか」という業界の不安とは異なり、従来のテレビ受像機での視聴時間は増加している。インターネットは7.7%、携帯電話は30%と、それぞれ利用時間を大きく伸ばしたが、ラジオと印刷媒体は減少している。
eMarketerは、これらのメディア接触時間のシェアと各メディアに投下されている広告費のシェアを比較。下のグラフを見ると、インターネットとモバイルの接触時間に広告費のシェアは追いついていない。その一方で新聞・雑誌は、広告費のシェアがメディア接触時間を大きく上回り、メディアの実力以上の広告費を投下しているともいえる結果となった。
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