日本IBMが発表した「IBM Content Analytics with Enterprise Search V3.0」は、Hadoopソフトウェア「IBM InfoSphere BigInsights」との連携により、ソーシャル・メディア上の書き込み数億件を一括で分析することができる。従来の11言語に加えて、ロシア語、チェコ語、ヘブライ語、ポーランド語の4言語に対応したことで、計15言語、世界の総人口の約70%の言語に対応する。
2011年10月の調査では、Twitterの言語別つぶやき件数の第2位は「日本語」で、1日当たりの日本語によるつぶやきは約2600万件と報告されている。本製品は数億件規模に達する、1~2週間分の日本語による全つぶやきを1度に分析することができる。また、検索機能と統合したことで、文脈に応じた検索結果の絞込みや、検索結果の時系列分析、相関分析など、高度な検索機能を実現している。
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