「NPICLOUD」は、全国の食品スーパーマーケットから収集したPOS(販売時点情報)データを分析し、クラウドサービスにて提供するBIソリューション。10月から提供を開始する。このサービスでは、POSデータと消費者の生の声であるソーシャルデータを掛け合わせることで、売上結果の根拠を得ることが可能となる。
自社で使っている商品分類マスタをアップロードすれば、市場POSデータを、企業独自の商品分類マスタを用いて分析することができる。さらに自社のPOSデータをアップロードすることで、市場POSデータとの比較分析ができ、クロスABC分析や比較トレンド分析から、導入商品やカット商品の選定、課題のある商品の特定などに活用することも可能だ。
「NPICLOUD」は、流通システム開発センターが管理している「JICFS(ジクフス)商品分類」を最小単位としており、料金は1カテゴリーあたり月額2万円から(初期費用なし)。必要なカテゴリーだけを選択して利用することができるほか、複数カテゴリーをまとめて価格を抑えて提供するカテゴリーパックもある。
今後は、ID-POS(POSに顧客データがひもづいたデータ)を使用したFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)[※]による顧客分析をはじめ、個人の行動データなどのビッグデータ活用による統計分析・予測機能の提供などのサービスを展開する。
※:ID-POS に基づき、顧客の購買データを捉え、顧客に最適なサービスを提供するマーケティング手法
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