従来のアトリビューション分析は、コンバージョンしたユーザーのみを分析対象とし、「ラストタッチ型」「ファーストタッチ型」「均等配分型」など一定のルールのもと実施されることによって、各メディアの貢献度が分析方法によって大きく偏るという課題があった。
IMJはアクセスログを活用し、サイト訪問するユーザーの全流入およびコンバージョンのデータを総合的に分析。各メディアの「サイト流入」「コンバージョン」への貢献度を、確率モデルの「マルコフ連鎖」を用いて算出。全ユーザーの実際のメディア遷移やサイト流入の行動を統合的に分析することで、効率的なメディア投資配分の設計・プランニングのためのコンサルティングをサービス化した。
このサービスでは実際のユーザーの遷移を確率的に表すため、ユーザーの動きが事前のプランニングどおりだったかを確認・検証することができる。また、メディア投資額だけでなく、出稿タイミングも検証し、次期メディア・プランニングに役立てることが可能となる。
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