アドビ システムズは、3月21日、2013年度第1四半期(2012年12月1日~2013年3月1日)の決算を発表した。
2013年度第1四半期の売上は、目標範囲(9億5,000万~10億ドル)を上回る10億800万ドルを達成した。当四半期には、デジタルメディア事業のサブスクリプション方式への移行、及びAdobe Creative Cloudの普及が進んだ。また、デジタルマーケティング事業においてはAdobe Marketing Cloud関連の売上も大きく拡大した。
GAAPベース営業利益は9,820万ドル、純利益は6,510万ドル。Non-GAAPベース営業利益は2億4,070万ドル、純利益は1億7,790万ドル。営業キャッシュフローは3億2,200万ドル。繰延収益は、8,050万ドル増で過去最高の7億ドルとなった。
そして当四半期末現在のCreative Cloudの有料サブスクリプション件数は479,000件で、2012年度第4四半期末から153,000件増加。また当四半期のAdobe Marketing Cloudの売上は2億1,540万ドル、前年同期比20%増となった。
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