ミクシィは5月15日の取締役会で、代表取締役の異動について内定。代表取締役社長の笠原健治氏が、6月25日開催予定の定時株主総会終結時に、代表取締役の任期満了を迎えるにあたり、代表取締役の職を辞することになった。
笠原氏は、1999年の会社設立以来「Find Job !」「mixi」を始めとした複数のサービスを立ち上げた。今後は、新規事業を生み出すことに専念するとともに、取締役会長として意思決定に携わる。
新任代表取締役候補は、朝倉祐介氏。スタートアップ企業の経営者を経て、ミクシィに参画後、2012年7月に執行役員経営企画室長に就任。事業開発・経営戦略の策定を担当するとともに、ユーザーファーストの推進やユニット制の導入等を主導してきた。
今回の異動については、スマートフォンへの急激なシフト、オンラインでのコミュニケーション手段の多様化などの変化に対応するため、経営トップの若返りを図るねらいがある。
笠原氏は、「朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という 2 つの経験の持ち主。30歳と非常に若いのも魅力的。そんな彼に代表を託したい」とコメント。「私自身は、過去に4つのサービスを立ち上げてきた経験から、取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、インパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたい」としている。
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