16日発足したデータサイエンティスト協会は、「データサイエンティスト」に必要となるスキル・知識を定義し、育成のカリキュラム作成、評価制度の構築など、高度IT人材の育成と業界の健全な発展への貢献、啓蒙活動を行う団体。代表理事にはブレインパッド代表取締役社長 草野 隆史氏、顧問には統計数理研究所長 樋口 知之氏が就任した。
協会発足にあたっては、ソーシャルメディア上への協会設立準備ページの設置、準備ページへの参画者483名による意見交換、有識者・学識経験者へのヒアリングなどを重ねてきた。こうした議論を踏まえて、今後は、データサイエンティストに関する人材像・スキルの定義、エントリレベル(注2)のカリキュラムの策定、研究成果の公開、データサイエンティスト同士の交流、意見集約を行う場として、シンポジウムの開催などの活動を行う。
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