マリンソフトウェアは、1月7日、「Marin Audience Connect」のリリースと同時に、BlueKaiとの正式な提携を発表した。
各種オンラインチャネルやデバイスが続々と登場し、消費者の関心は多様化はますます加速している。広告主が高いROIを実現するためには、顧客を効率よく見つけ、属性を理解し、適切なタイミングで適切なメッセージを届けるターゲティングの必要性が高まっている。
「Marin Audience Connect」は、サードパーティーアプリケーションとの連携において、APIを介さず直接接続を可能にする「Marin Connect」の主要機能の一部である。BlueKaiとの連携により、広告主が保有するファーストパーティのオーディエンスデータ(サイト、オフライン、ソーシャル、モバイル、アナリティクスなどのデータ)とサードパーティのオーディエンスデータ(購入意思、デモグラフィック、行動を含むデータからなる400万のプロファイルに関する4万超のオーディエンスデータ属性)をキーワード情報(キーワード、コスト、コンバージョン、収益)と結合する。
これによって、広告主は統合されたオーディエンスデータをもとに、より効果的なターゲティング、クリエイティブのカスタマイズ、そして検索ベースのオーディエンスセグメントを組み込むことで入札を最適化した検索広告キャンペーンを展開することができる。
マリンソフトウェア CMOのMatt Ackley氏は「キーワードはデジタルマーケティングの要であり、消費者の購入意思を語る指標でもあるが、キーワードで何もかもがわかるわけではない。キーワードを詳細なオーディエンスデータと組み合わせることでマーケターは前例のない情報を入手でき、高い顧客生涯価値を有する顧客を特定し、ターゲットできるようになる」と述べた。
また、BlueKai プロダクト担当 バイスプレジデントのDavid Wiener氏は「検索マーケティング情報はこれまでも価値の高いデータ資産とされてきたが、今回のマリンソフトウェアとの提携は、検索マーケティングのみならず、従来の枠を超えるクロスチャネルのキャンペーンで高い価値を生み出すための戦略的提携である。この提携によって、検索、ディスプレイ、サイト最適化を含め、マーケターと消費者がメッセージを交わすことのできる、あらゆる接点での対話が深まるだろう」と語った。
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