電通は、米トレジャーデータおよびクラスメソッドと協業し、クラウドを活用したマーケティング・コミュニケーションの高速PDCAを実現するデータ解析プラットフォーム「Dentsu.io」(電通アイ・オー)の提供を開始した。今後、食品、自動車、化粧品・トイレタリー、リテール、エンターテインメントなどの顧客企業への導入を進めていく。
デジタル化の進展や消費者行動の多様化に伴い、マーケティング・コミュニケーション活動を通して得られるデータが日々増大している。それらのデータを日々のPDCAの中で有効に活用していくためには、ビッグデータの高速処理基盤に加え、企業の意思決定をサポートする適切な管理指標の可視化が必要となる。その実現に向けて、「Dentsu.io」の開発に至った。
「Dentsu.io」では、広告配信ログ、サイトアクセスログ、アプリログや購買ログなどの多様なデータを、クラウド上で自動的に取得。また、データの取得先や接続先を柔軟に変更できるため、顧客ニーズに合わせて容易にカスタマイズすることができる。定期的なデータの自動処理プログラムに加え、ダッシュボードから膨大な元データに対して直接集計指示を出すことができ、店舗別の売り上げや広告メニュー別のコンバージョン数※4といった重要なデータを数秒以内に取得することも可能だ。
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