マイクロアドの中国現地子会社マイクロアドチャイナは、百度の日本法人であるバイドゥと業務提携し、訪日中国人向けパッケージ広告商品『MicroAd Inbound Targeting』の開発と販売を開始した。
2014年9月に日本政府観光局が発表した訪日外国人旅行者の国別ランキングによると、2014年8月時点で中国人旅行者は韓国人旅行者を抜き1位となった。また2014年1~9月の訪日中国人旅行者は、前年同期比8割増の179万人を突破しており、年内には200万人に達すると予測されている。さらに、百貨店や大手ドラックストアチェーンなどの広告主による訪日中国人旅行者へのターゲティング配信のニーズが増加傾向にあり、百度日本法人の旅行・インバウンド関連のクライアント数は一昨年と比べて2倍以上に増加している。
このたびの提携により、DSP「MicroAd BLADE」と百度が保有するアドネットワーク「Baidu Exchange Service」との接続が完了。「MicroAd BLADE」のリターゲティングやオーディエンスターゲティングなどのターゲティング広告配信技術と、百度が提供する検索連動型広告やモバイル向け検索連動型広告を組み合わせた商品『MicroAd Inbound Targeting』の開発・販売を共同で行う。
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