博報堂は、中国企業のCybermart Groupと共同で、訪日観光客を顧客企業の店頭に送客促進をおこなうO2Oソリューション『CyberGO』の提供を開始した。既に家電量販店、ドラッグストア、百貨店などの企業での採用が決定している。今後はサービス提供エリアを関西地区(5月)、北海道(10月)へと順次拡大する予定。2015度の送客目標は70,000人、送客者による顧客企業での購入金額は70億円が目標。2016年度にはASEAN各国からの訪日客へと拡大、顧客企業、実施エリアを拡大することにより、200億円の購入金額を目指す。
『CyberGO』は、中国、台湾、香港から訪日する観光客にスマートフォンアプリを通じて家電量販店、飲食店、ドラッグストアなどの店舗情報と割引クーポン等を提供することで、観光客の店舗への来店促進と購買促進を同時におこなうソリューション。観光客へのWi-Fiルータの無料貸出とアプリダウンロードを組み合わせることで、観光客に対して広く情報を配信していく。
2014年12月に都内家電量販店にて送客トライアルを実施したところ、買物客は割引クーポンやインセンティブ情報をきっかけに訪問店舗、購入品目を決定するケースが多く見られ、高い成果を収めた。このたび訪日客が増加し最大の商戦期となる春節(2月中旬~)を期に、多くの顧客企業への送客を行う本格的なサービス展開を開始する。
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