SBクリエイティブと資生堂は、顧客行動分析が可能な小売店向けデジタルサイネージ「インテリジェント・シェルフ」の実証実験を、首都圏のドラッグストア3店舗にて実施する。
「インテリジェント・シェルフ」は、店舗の商品棚にマイクロデジタルパネルを取り付け、インターネット経由で商品情報をリアルタイムに発信することが可能。さらにモーションセンサーや顔認識センサーなどを連携させることで、顧客の棚前行動を把握・分析することができる。
今回の実証実験では、一連のデータ収集分析を通じて、顧客満足度を最も高める販売促進、陳列方法を探るとともに、センサー情報を基に顧客ごとに最適な情報をマイクロデジタルパネルに表示することが購買促進につながるかを検証するもの。
来店客が棚のどの部分を、どのような順番で注視して購買に至るか/プロモーションと購買行動の因果関係や効果測定/どのような情報が顧客満足度を高めるか等、様々な分析が実施される予定。実施店舗は「都市型店舗」「モール内店舗」「郊外型店舗」の3店舗で、立地条件、顧客属性に応じた差異を検証する。
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