Facebookは、今春リリースしたダイナミックプロダクト広告に、クロスセル、アップセル、コンバージョン最適化、オーディエンスネットワーク対応といった新たな機能を追加し、強化を図ることを発表した。
ダイナミックプロダクト広告は、ターゲットに応じて自動的に関心を持ってくれそうな商品を宣伝することが可能な、小売業やEC向けの広告製品。リリース以来コンバージョンの増加や顧客獲得単価(CPA)の低減に貢献し、コンバージョン率が50%増加し、購入当たりのコスト63%低減を実現した企業もある。
同社は今後数週間をかけ、ダイナミックプロダクト広告について次の強化を行う予定。
クロスセルとアップセルでリーチを拡大
現在ダイナミックプロダクト広告では、商品を見た人やカートに入れた人に対して関連商品を表示するが、今後は商品を購入した人に対しても関連商品を表示できるようになる。また、「関連商品」の定義もより柔軟になる。
クリックではなく売上に最適化
実際に商品を購入してくれる可能性が高い人を、Facebookの広告配信システムで自動的に探せるようになる。初期テストでは、ダイナミックプロダクト広告をコンバージョンに最適化した場合のコスト効率はCPC入札時より優れており、インプレッション数は少なくなる一方でインプレッションあたりの価値は高まることが見込める。
Facebook外でもリーチ
今後数週間のうちに、ダイナミックプロダクト広告はオーディエンスネットワークに対応し、Facebookの外でも買い物客にリーチできるようになる。
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