SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Facebookに「超いいね!」など5種の感情追加/インスタント記事のテスト導入開始、6社が記事配信

最高製品責任者(Chief Product Officer)クリス・コックス氏
最高製品責任者(Chief Product Officer)
クリス・コックス氏

 米フェイスブックの最高製品責任者クリス・コックス氏が来日。2016年における同社の製品展望と新機能を発表した。本記事では特に大きく取り上げられた、「インスタント記事(Instant Articles)」のテスト導入と「リアクション」機能の導入について紹介したい。

 インスタント記事は2015年5月に米国で提供が開始されたサービス。Webの記事をFacebookアプリ内のニュースフィードでインタラクティブなコンテンツとして素早く表示できるようになる。これにより、通常の記事よりも10倍以上速く読み込まれるほか、写真のパン・チルトができたり画面遷移なくタップで記事が表示されたり、動画の自動再生がされるなど、これまでにない体験が可能となる。

 現在、世界各国の350以上の媒体社がインスタント記事のテストプログラムに加入し、100社以上が毎日インスタント記事の配信をしている。なお、これらの記事はスマートフォンのFacebookアプリの利用者ならば誰でも閲覧が可能。コックス氏曰く「子どもが初めてスクリーンに触れたような驚きを大人も体験できる」かたちを目指したという同サービスに、今回、日本語のコンテンツも加わるわけだ。

 パートナー企業は参画を通し、スマートフォンでストレスなく読まれる記事の模索や、SNS拡散による新規読者獲得施策、Facebookユーザーと相性の良いコンテンツの検証などに取り組む。

 もう一つの目玉が「リアクション」機能だ(この機能は、既に気付いているかたもおおいかもしれない)。これは従来の「いいね!」ボタンから、さらに多様な感情表現ができるようになったもの。「いいね!/超いいね!/うけるね/すごいね/悲しいね/ひどいね」の6種類が用意されている。これらは、世界中でのFacebook上でのやりとりを分析、世界的に共通した表現をアイコン化したもの。携帯端末では長押し、デスクトップからはマウスオーバーすることで利用できる。

 同機能を導入されたのは日本で6か国目。機能の導入効果について、「数字以上に感情の表現が深まっていると感じます」とコックス氏は語る。テロなどの痛ましい事件や事故について、これまで以上に深いコミュニケーションが実現されているという。

 現在、Facebookには10億人が1日に平均15回訪れているという。何万年分もの莫大な時間が、1日で表現されている。この時間が有益な時間になるようにする責任があるとコックス氏。そのために、スマホシフトに合わせたサービスの提供や、動画サービスの拡充、グループ機能の活用事例の紹介といった様々な取り組みが進んでいる。キーワードは、より視覚的でリッチであることだという。プラットフォームとして進化を続けるFacebookが、一般ユーザーや企業にどのような影響を与えていくのか。今後も注目したい。

【関連記事】
埋もれがちな良例を世界へ、FacebookやInstagramのキャンペーンを選出するアワードに変化
Facebook、Facebookページを管理する新機能を発表~メッセージやコメントの管理が容易に
FacebookとSupership、オーディエンスネットワーク拡大に向けてパートナー契約を締結
Facebook、動画広告の新機能「スライドショー」をリリース~制作工数の軽減とファイルサイズ縮小
Facebook、リード獲得広告を日本でも正式リリース

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/01/14 17:19 https://markezine.jp/article/detail/23740

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング