Eコマース&セレクトショップ「IROZA」などを展開するリテールテックベンチャーであるIROYAは6月、ファッションビジネスに特化した広告企業である博報堂マグネットと、新プロジェクトをスタートする。
今回のプロジェクトでは、IROYAの持つリテールソリューションと東急百貨店やSHIBUYA109などでのポップアップショップ展開のノウハウ、さらに博報堂マグネットが持つ雑誌社をはじめとした様々なメディアとのリレーションなどを活用。ブランド・商品のコミュニケーション戦略からリテールソリューション(販売から広告販促など)までをワンストップで展開し、将来的にはさらなる新規事業開発にも取り組んでいく。
これまで両社は、雑誌社とのタイアップ企画に取り組んできた。たとえば、マガジンハウス発行の2017年3月「&Premium」やカエルム発行の2017年4月「NYLON JAPAN」では、雑誌編集部が選定した商品を誌面紹介。その後、IROYAの持つクラウド型サプライチェーンマネジメントソリューション「Monoposプラットフォーム」を利用して、期間限定のオムニチャネル型ポップアップショップを開店した。
これにより、誌面とWebサイトからの集客、さらにリアル店舗とECサイトの双方で商品販売をする企画を実現し、いずれも予想を超える売上の向上に寄与できた。両社はこれらの経験をもとに、今回のプロジェクトチームを発足した。
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