SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

シャープとソニーが液晶パネルの合弁会社設立、「第10世代マザーガラス」ってなんだ?

 この提携は、シャープの最先端液晶ディスプレイ技術力とソニーのテレビ事業における市場競争力を強化することを目的としたもの。シャープは、大阪府堺市に「21世紀のコンビナート」として、薄膜技術を採用した最先端の液晶パネル工場と太陽電池工場を併設、さらにインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致し、一大産業地とするプランを発表している。

 この工場では、大型の第10世代のマザーガラスを生産する。マザーガラスは液晶テレビやノートパソコンなどのディスプレイに使われる非常に薄い板ガラス。ディスプレイの巨大化やコストダウンなどの目的によって、世代を重ねるごとにそのサイズが大きくなっていくのが特徴。三重県にあるシャープの亀山第1工場が世界ではじめて採用した第6世代マザーガラスは、1.5×1.8メートル、第2工場の第8世代では、2.16×2.46メートルに。しかし薄さ0.7ミリメートルしかなく、表面の平滑度が通常のガラスの2000倍あるというマザーガラスのサイズアップと効率的な製造は技術的にも難しい。

 堺市の新工場で生産される第10世代マザーガラスは2.85×3.05メートルという最大サイズ。新工場の生産能力は稼動当初は36,000枚/月だが、最終的には72,000枚/月にひきあげる予定(マザーガラス投入ベース) 。2009年4月に分社化して新会社となるこの新工場は、出資比率に応じてシャープおよびソニーへ製品を供給する。

 大阪府堺市に設立される新会社の名称は未定。資本金は未定だが、出資比率はシャープ66%、ソニー34%、投資額についても同様。両社は今後、液晶パネル・モジュール用部材の共同開発についても検討しているという。

【関連リンク】
2011年までに、いつテレビを買い換えますか?【MM総研調査】
ソニーとNXP、携帯電話用非接触ICプラットフォームを提供する合弁会社をオーストリアに設立
日テレ、今年の巨人戦はワンセグでも中継
テレビの映像を携帯にダウンロード、クロスメディア広告商品「テレ×モバ 動画」

シャープ亀山工場

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/02/27 12:04 https://markezine.jp/article/detail/2807

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング