インテージは2018年10月より、新たな分析サービス「生活者360°Viewer」の提供を開始した。
今回提供開始となった「生活者360°Viewer」は、インテージが保有する消費行動やメディア接触、生活意識、価値観といったデータを統合して開発された。15,000項目におよぶ膨大なデータを使い、顧客企業のマーケティング課題に応じた柔軟なターゲット・セグメントの設定および抽出が行える。
同サービスでは、性別や年代、職業などの基本属性に加え、生活意識・価値観(食と健康意識やおしゃれ意識、人生観など)、消費行動・意識(日用品の年間購入金額や特徴的な購入商品、響くキャッチコピーなど)、またメディア接触・利用状況(テレビやスマートフォンの時間帯別利用状況、テレビ番組視聴ジャンルなど)といった生活の様々な側面から、抽出したターゲットを立体的に描写。
これによって企業は、データの裏づけのもと、多面的で深いターゲット理解をベースにした商品・サービスの開発やコミュニケーション・プランニング、マーケティング施策の立案・実行が可能になる。
同社は今後、同サービスを用いて抽出したターゲット・セグメントの属性や購買特性、ウェブ行動履歴に基づき、ドコモ・インサイトマーケティングが提供するDMP「di-PiNK」を使ったデジタル広告の拡張配信などのアクションへつなげることを予定している。
さらに、広告効果検証サービス「Ad Trace Panel」との連携によって、拡張配信後に広告接触者のプロファイリング分析やブランドリフトの検証を実現。同サービスを起点に、プランニングからアクションの実行、効果検証まで一貫したPDCAサイクルを回すことができる。
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