スターバックス コーヒー ジャパンは、日本市場において売り上げおよび利益の成長を加速し、顧客体験の価値向上を進めるための取り組みを発表した。同社は、顧客とのより深いつながりの構築、デジタルイノベーションの拡大、独自のコーヒーエクスペリエンスの向上、地域コミュニティの強化に注力していく。また、これらの取り組みを通して成長を維持するとともに、これから3年にわたり年間100店舗の新規店舗をオープンし、2021年末までに1,700店舗を目指す計画だ。
デジタル領域においては、サードプレイス体験を向上させ、顧客とのつながりを長期的に醸成する。デリバリー、デジタルオーダー、キャッシュレス支払い、ロイヤルティプログラム、パーソナライゼーションといった、満足感と利便性を兼ねそなえた体験を届けていく。
具体的には、11月9日より「Uber Eats」を導入し、ビバレッジやフードなどのデリバリーサービスを開始する。まずは新宿2店舗、六本木1店舗の東京都内全3店舗において試験的に導入し、2年間で拡大を目指す。
また、LINEと2019年上半期に包括的な戦略的提携を進めることも発表。店舗とモバイルテクノロジーを融合させ、デジタル決済などを通じて利便性を向上させる。
さらに2019年中には、米国を含む数ヵ国で導入している「モバイル・オーダー・アンド・ペイ」のテスト導入を開始する。同サービスにより、モバイルデバイスから注文した商品を、店舗の列で待つことなく受け取ることができるようになる。
ロイヤルティプログラム「STARBUCKS REWARDS(スターバックス リワード)」は、サービス提供から1年が経過。今では、4人に1人以上が同社のカードやアプリを使用してキャッシュレス支払いを行っている。今年はこのプログラムを通して、災害被災地へ寄付できる取り組みなども提供し、デジタルエクスペリエンスをさらに広げていく。
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