電通は、位置情報ターゲティングに基づく運用型広告配信プラットフォーム「AdsManager」を日本市場向けに導入した。
同プラットフォームは、2018年3月に電通と資本・業務提携関係を締結したGroundTruthが開発したもので、人々の店舗・施設へのリアルな来訪行動に基づきターゲティングを行うことが可能。来訪行動の把握には、同プラットフォームに搭載されたGroundTruthの技術「Blueprints」と「ロケーションベリフィケーション」が用いられる。
同プラットフォームの日本市場への導入は今回が初めて。全国約1,200万ヵ所の施設情報がプリセットされているため、ターゲティングしたい場所の登録は不要。全国規模の広告キャンペーンを展開可能だ。また、インプレッション数やクリック数に加え、特定店舗・施設への来訪数に関しても、広告キャンペーンの規模に関わらず可視化できる。
加えて、広告キャンペーンの終了を待たずに、日ごと・ターゲティンググループごと・クリエイティブごとの来訪数を把握したい、というニーズにも対応する。さらに同プラットフォームは、電通グループの統合マーケティングデータ基盤プラットフォーム「People Driven DMP」との連携が可能。人々のオフライン来訪履歴データとオンライン上の行動データ、テレビ視聴データ、購買データなどの掛け合わせによるターゲティング配信が実現する。
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