HubSpot Japan(以下、HubSpot)は、同社が提供する無料の顧客関係管理ソフト「HubSpot CRM」に、Eメールの作成・送信・分析機能、およびGoogle広告、Facebookリード獲得広告、LinkedIn広告の管理機能を標準搭載することを発表した。
これにより、企業は導入コストをかけずに見込み客の獲得と関係性構築に必要な最低限の施策をひとつのクラウド型ソフトウェア上で開始することが可能になる。また、上記機能はCRMと統合されているため、各施策を単発に終わらせず、顧客との長期的なコミュニケーションを設計することも可能となる。
新機能の詳細は以下の通り。
Eメールマーケティング機能
Eメール配信リストを作成し、毎月2,000件までのEメールを無料で配信することができる。HTMLメールを簡単に作成できるEメールエディターも利用可能。また配信後の開封率やURLクリック率、HTML上でクリックされた位置を示すクリックマップ等のパフォーマンス確認機能も利用できる。これらのEメール配信における基本機能を無料で備えた上で、送信履歴を顧客管理画面に記録するなど、CRMならではの機能を活かせることが特徴。
広告管理機能
これまでHubSpot CRMではFacebookリード獲得広告とInstagramリード獲得広告の管理機能を無料で提供していた。今回のアップデートによりGoogle広告とLinkedIn広告の管理も可能になり、過去30日あたりの広告費合計1,000米ドル以内、かつ広告アカウント数2件までの範囲で追加料金なく管理とトラッキングを行うことができる。広告のコンバージョン情報とCRM上のコンタクト情報を紐付けることにより、インプレッション数やクリック数の測定にとどまらず、広告経由で獲得した見込み客の数をダッシュボードで一覧することも可能。
【関連記事】
・トランスコスモス技術研究所、「HubSpot」の導入支援を開始 顧客ロイヤリティ向上をサポート
・CRMに動画分析機能を統合し、リードナーチャリングに貢献 ブライトコーブとHubSpotが提携へ
・HubSpot、無料のCRMとシグナルツールを含むセールスプラットフォームをローンチ
・HubSpotに3つの新機能、パーソナライズ機能強化
・マーケティングエンジン、「HubSpot Annual Partner Awards」で5つの賞を獲得