電通国際情報サービス(ISID)は、花王にソーシャルアナリティクスツール「NetBase(ネットベース)」を提供し、本格稼働を開始した。
同ツールは、SNS上の膨大なデータをリアルタイムに分析できるツールだ。保有する過去51ヵ月分の解析対象データを、リアルタイムの消費者の声と併せて分析することが可能。過去データを活用することで、施策展開前後の反応を詳細に比較・分析でき、より効率的で実践的なPDCAサイクルを確立できる。
また、45ヵ国語に対応する自然言語解析機能を有し、世界中のSNS等で使われている俗語や略語、曖昧な文脈から正しい洞察を導くことも可能だ。これにより、膨大なデータから必要なデータのみを抽出することができる。さらに分析対象に対して書き込まれたコメントの前後の文脈からポジティブ・ネガティブ等を判定し、フィルターとして活用できる。
ISIDは今回の提供に際して、パッケージの比較検討から導入、運用の定着化と同ツールのさらなる利用促進に向けたトレーニング実施までトータルで支援した。
今後は、花王において新たなデジタルマーケティングプラットフォームの一部となり、顧客のニーズや志向を的確に捉えた製品の研究開発、販売戦略の立案に貢献していく。
【関連記事】
・ISID、TOKYO MXと連携しライブコマースの実証実験を開始
・ISID、AIRDOのWebサイトをリニューアル フルレスポンシブ化やUX起点のUI設計を実施
・ISID、ソーシャル分析ツール「NetBase」の提供を開始
・電通デジタルとISID、 マーケティングシステム領域におけるグループ横断組織を立ち上げ
・ISID、金融機関向けLINEカスタマーコネクト導入支援サービスを提供開始