ファンズは、2020年8月4日、電通との資本業務提携を発表した。両社は共同で、ファイナンスとファンコミュニティを組み合わせたマーケティングモデル「FinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)」を開発・展開していく。
「FinCommunity Marketing」とは、投資を通じたファンコミュニティ形成のきっかけを提供するマーケティング手法。電通が有するマーケティングノウハウと、ファンズが運営する貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を活用する。
この仕組みを活用することで、個人は運用期間中に分配を得られる他、クーポンや商品開発者との食事会、プロジェクト進捗共有ミーティングなど、様々な投資家限定イベントに参加できる。企業側は、それらの取り組みを通じて企業理念や商品へのこだわりなどを伝えたり、商品やサービスに対する意見や要望を受けとる機会を得ることが可能に。個人と企業が同じ目的を共有し、イベントや情報提供を通じて接触回数を重ねるごとに相互理解を深め、その結果としてファンを育成することが期待できる。
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